ネタバレ・感想あり[ビジュアル版] 江戸の《新》常識のレビュー

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類書のワンランク上
2021年12月26日
読んでみて期待以上だった。著者名がはっきり「安藤優一郎」となっていたので買った本。お江戸の雑学的な読み物は多いけれど、著者「〇〇の会」などという無責任なやり方で、編集として著名な学者さんが名を貸しているものがほとんど。各章を分担して書いているのだろうけど、章ごとに重複や整合しない部分があったり、見識の差が歴然としていたり、どっかで読んだ話そっくりだったり、たいていがっかりする。短い文章であっても、案外文章の背後に潜む学識のボリュームは分かってしまう(短いからこそか)。様々な切り口で多数の著書がある安藤氏ならでは、安心して楽しめる内容になっている。
びっくりしたのは本文が横書きだったこと。個人的には「日本語の本は縦書きでしょ」派だけど、固定レイアウトで浮世絵などの画像も多い本書においては読みやすく(PCで読みました)、正解といえるかもしれない。
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