いまは転生物が流行っているなかで、転生はしていないけど、リナの一人称で、現代的な考え方なのでそんなに違和感なく読めるのではないかと思う。
とは言え久しぶりの新刊にウキウキしながら読み始めると、ノリについていけず、古臭く時代遅れとはじめは思った。でも古臭いのも時代遅れなのも、昔を知ってるからこそのただの私の感想で、それでも読んでいたら引き込まれていった。
相変わらずの登場人物に、年を重ね色々な経験や作品を読んだ私ははじめは物足りなさを感じたけど、相変わらずだから良いと気付いた。ずっと変わらずそのままでいてくれるのは、安心感と新作までの長い年月の間もキャラクターは生き続けていることを教えてくれた。これが長い年月を経て復活した作品の醍醐味だと思う。