ネタバレ・感想あり憑くものの森【イラスト入り】のレビュー

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しっとりしたオカルトもの
ネタバレ
2023年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前にも先生の少しオカルトっぽい作品を拝読しましたが、今作の方が好きでした。
母親の霊が憑く画家のハルヲと鬼が憑く白井のお話。お互い人ならざる者が視え、また家族にも恵まれなかった生い立ちもあってか全体的に仄暗くしっとりした仕上がりに。
個人的には、BLよりも2人が過去から解放される様子にカタルシスを感じました。ようやく希望が持てるようになった2人のその後をもう少し見たかったです。
オカルトものですが怖さはゼロ。ただ、霊や鬼よりもハルヲに付き纏っている義兄妹の方がよっぽど面倒でした。やっぱり人の方が怖いのかも、そんな事を感じた作品でした。
とてもよかったです
ネタバレ
2023年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 母親の霊が憑いている藤間ハルヲ(画家、日本人と英国人のハーフ 26才)が出会ったのは鬼が憑いている白井清隆(無職 34才)。雨に濡れた身体でバスを待つ白井をなんとなく見過ごすことができずにハルヲは家に招きます。そのまましばらく同居することになり...。
憑きものがいる同士のふたりが困難を乗り越えて惹かれ合いながらもまた障壁があり、どうなるの?と心配になりました。ラストは少しアッサリかと思いましたが、読後感はよかったです。星4.5くらい。
2015年11月 総173ページ 挿絵あり
家族愛にほろりとしました
ネタバレ
2023年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 田舎に暮らす画家のハルヲは不思議なものが見え、たまたま知り合った白井には鬼が憑いています。ハルヲも白井も家族に恵まれず、白井に憑く鬼やハルヲの母親の事、二人の関係がどうなるんだろう、と読んでいてやきもきしましたが、最後はとってもすっきりして良かったです。ばったり床机って何だろうと検索して、京都が出てきたので、物語の舞台は京都なのかなぁ?ハルヲの家は居心地よさそうだな~と思いました。
さすが水原先生!!
2018年11月14日
一気に読んでしまいました~😊表紙の絵にもつられて購入しましたが、
暗い感じかなと心配しましたが、シリアスではありますがそこまで暗くもありません。
鬼付きの攻めと、母親の霊に取り憑かれた受け、お互い暗い過去からときはなれて
いく感じが見事でした!!エロは少な目です、あと最後の二人のイラストがなんか
ほっとして良かったな~😉
想像してた話と違ったけど
ネタバレ
2023年7月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ がっつり霊とか物の怪とか絡んでくるのかと思いきや、そんなこともなかったですね。鬼が憑いている攻めと母親の霊がついてる受け。でも人ならざぬ者たちより怖いのは人間のエゴとか欲望や弱みとかそういったもなんだろうな。彼らはそれに呼応するかのように寄ってくるのでは。最後、都合のいいまとめ方だったなぁ、と思うものの、全体的にしっとりしたお話で良かった。挿絵に関してだけど、お月見シーンはもうちょっと力入れて書いてほしかったな。月がトーンくり抜いたただの◯だったし、スコッチエッグなかったし、なんか寂しかった。逆に、最後のオマケイラストはなんか幸せそうで良かったよ。描き下ろしでそれからの生活もうちょっと書いてほしかったな。
その後がもっと欲しい!
2022年4月10日
個人的にもののけとか鬼とか好きだし、ほの暗い雰囲気や影のある感じは好きなので、とてもこの世界観に惹き込まれました。それぞれ辛い背景があって、切ない部分もありますが、大きな愛が感じられました。この2人はやっとここから!って感じなので、その後のラブラブな生活を読めたらもっと幸せなのにな~と思いました。
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ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 海王社
雑誌: ガッシュ文庫