このレビューはネタバレを含みます▼
全国各地に存在するさまざまな駅名を幅広い視点から分析・取材し、解説している面白い書籍といえます。特に日本一長い駅名は時代によって変遷している特徴があり、本書が発刊された当時は長者ヶ浜潮騒はまなす公園前、南阿蘇水の生まれる里白水高原の2駅が該当していたのですが、年月がさらに経過した2024年3月現在は富山にある路面電車停留場の一ヵ所にその座が譲られたということを調べて知り、時代の流れを感じました。また、記されているテーマの中では、特に意図的にひらがなを用いている駅名の具体的な状況を学べて、印象に残りました。