ネタバレ・感想あり兼好法師 徒然草に記されなかった真実のレビュー

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兼好法師の実像
ネタバレ
2023年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 兼好法師と言えば徒然草ですが、それ以外の資料は無いものと思ってました。ところが本書は様々な歴史資料から法師の実像を明らかにしようと迫っています。
後世の人間にとって歴史は資料とその解釈でしか実態に近づくことは出来ません。
兼好法師に関する新たな1ページを開いたものと感じました。
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徒然草は読んでません
2020年5月4日
高校の古文のテキストに入っていたような気もしますが。
兼好法師は吉田神道の創始者が系図捏造したりして正体不明状態になってたらしいですが
本書によるとギリギリ殿上人になれなかった程度の身分で
出家後に歌詠みとして出世して四天王に数えられたという話。
太平記の時代のそういった階層の世界を興味深く読みました。
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作家名: 小川剛生
出版社: 中央公論新社
雑誌: 中公新書