上下巻購入して下巻も読みますが、上巻読了した現時点での評価を記します。
評価が高く、web版より良くなっているとのレビューを見て購入しましたが、期待をだいぶ下回りました。
ストーリーの方向性は想定通り。
自分が感じたこととしては、
丁寧に書いているが、それが逆にノロノロとしたテンポの悪さ。
全体的にキャラがふわっとしている。
大体の性格は分かるが緻密さを感じない。
ちょっと面白いかなと思ったのがだいぶ後ろカラー絵にあった「プリズンイエーイ!」あたり。その前にもちょこちょこ良いところはあるがはっきりちょっと面白いと思ったのはそこ。
喜劇としても主人公側以外がダメダメすぎて物語の浅さを感じた。
ダメダメなのは良いけれどそれだけじゃねえ。
映画にしたら映えるかもしれないが。
絵は悪くなく、むしろ良いと思うが地味。
総括は、自分としては一線級の作品ではないなと。
追記2019/03/05。
特に波乱(笑い的に)もなく下巻読了。
思ったのは配役、役割的にだれがだれでも物語がなりたってしまうのは作品としてどうなのだろうと。
役割の枠を出ない中でキャラが動き、読者側がそれでも「意外な」「すごい」と何かしら思わせるのがそのキャラの魅力につながるーとか自分では感じたりするのですが、この作品のキャラはほとんどその枠が無く、大体上役に対する態度が同じだとか、キャラが増えるほど特別性が埋没していく。
ちょっとしか出てないけどアダムあたりは良かった。