このレビューはネタバレを含みます▼
1冊あたりのボリュームが濃くて面白い。
戦国時代の有名キャラたちをそれぞれ魅力的に描いているのだけど、中でも特に信長と秀吉が素敵。
この作品の中での信長の描かれ方は、比較的日本でずっと共有されている豪胆な改革者としての信長様なのだけど、それに、父親としてちょっとめんどくさいぐらい子供たちが大好きで家族に甘い顔が加わると、とたんに魅力的になる。
1巻の書き下ろしは、濃姫と政略結婚する前の信長と主人公の母直子との出会い。紛れもないエンタメ時代小説でありながら、SFの要素もあり。