ネタバレ・感想あり1964年のジャイアント馬場のレビュー

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ジャイアント馬場はすごかった
2022年7月1日
ジャイアント馬場のイメージというとチョップの「アポゥ」とか相手が当たりに来てくれる十六文キック。
動きがスローで全く強そうに見えない。
プロレスラーとしては猪木より下、そう思っていました。
しかし、本作によると1960年代の馬場は凄かったらしい。
元プロ野球選手だった馬場正平はアスリートとして身体能力は猪木より上だった…らしい、本作によると。
そして何よりプロレスの本場アメリカで最も成功を収めた日本人がジャイアント馬場。
師匠である力道山も後輩の猪木もアメリカでは無名でしたが、馬場はニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンなどで連日メインを張るほどの人気レスラーだった。
力道山死後、日本に帰ろうとする馬場にアメリカでのマネージャーが提示した年俸は現在の貨幣価値に換算すると数億円。
これは当時の大スター長嶋や王の年俸を遥かに上回る数字だった。
これらの事実だけでもジャイアント馬場を大きく見直し、リスペクトしなければならないなと思いました。


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作家名: 柳澤健
出版社: 双葉社
雑誌: 双葉文庫