9巻まで読んだ。途中なのでまだ確定とは言えないけれど、名作と言えるくらいレベルの高い作品。エロ系の作品だけど。
ただ、グロ系アリのエロのハーレム的な感じなのでそっち系が嫌いな人はダメかもしれない。
この作品は違うけれど、ハーレムものって、純愛的過ぎたら、ファンタジー的なリアリティがまったく無いと思うんだ。いわゆる、種の保存的、ある程度の打算的だから納得するわけで。その点の説得力は素晴らしいと思う。ピュアに何人か愛するってどういうことだよ?みたいなことはない。
あと、結果的に違ったんだけど、はじめのほう、嫌な予感がした。人道的な部分で苦しむ的なところで、罪悪感とかが強すぎると嘘だと思うんだよね。チートで異世界に介入しといて、人を殺したくないとか、人を殺したことに苦しむとか、それならやるなよって話なので、そういう作品だと読む気無くす。ただ、じゃあ人の命をなんとも思わなくていいかと言えばそれも違うと思う。その辺のバランスもうまい。
展開とかがワンパターンでもないし。わりと長く続いてるのに、かなりすごいと思う。
それでいて主人公のキャラクターが崩壊せんというか、リアリティのない矛盾な人とかいうこともなく。
非常にレベルの高い作品。
ただ、欠点は、確実なのは2ヶ所なんだけど、数字の間違いと、固有名詞の間違いがあること。たぶん、その他にも、その発言はその固有名詞のキャラクターが言ったんじゃないよなあみたいな部分がたまにあること。確実に6万のところを2万って書いてるとこと、確実な国名の間違いがあった。その他は確実ではないんだけど、全体的に、とても読みやすくスムーズなのに、突然、読みにくくなる箇所がたまにあるので。理由はたぶん固有名詞間違いだと思われる。そこでその人がその発言はおかしくね?とか、あれ?その人いたっけ?みたいな。
それは編集さんが仕事するべきだと思うんだけど。
ただ、それは些細なので、とてもレベルが高い作品。
作品の今後を楽しみにしてます。