拉致監/禁調教売り飛ばし案件です。最初に読んだ井上ハルヲ先生の作品がわらう(口偏に西)月の夜だったので、転生皇子とか溺愛神官王のシリーズ(シーモアにはないけどスピンオフの火竜の守人が大好き!)のような明るめの作品よりもこういった暗くて重くて目を背けたくなる内容の方が先生らしいと感じてしまう。評価の基準がそこになってしまうので、暗く重いながらも最後にいきなり希望(それもちょっと怪しかったが)が提供された時には少し甘いなと思ってしまった。わらう月の夜の絶望感は凄まじいので…でもクロウと矢木が囚われの身でありながらも安らぎが得られたのは良かったよ。