ネタバレ・感想あり家族という意志のレビュー

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現代社会だけの問題ではない
ネタバレ
2023年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 毎年各省庁から出される白書には、考察はあるが、主に統計学的観点からの数値、グラフ化に可視化である。
現代だけの核家族ならでの問題では無いのだ。
核家族化は、多世代家族がもたらすデメリットから脱却するために大正時代まで遡る。
家庭内殺人が実に、殺人事件の8割となった現代2020年代。
殺人の動機が内に向かうか、外に向かうからという、違いは、社会の変化によるものだ。
社会性心理学の家族システムが、機能して平和な時代があったなら教えて欲しい。
人間の本質は、変わらない。
家族の中で衝動的殺意を抱いたとて、何ら不思議はない。
自死が悪とする風習にも疑問を抱いてしまう。
自死率は、戦時中は減少する。失業率が上がると増える。
不問率の法則がある。
死を選ぶ人を否定したくない。推奨もしない。
無くならないものは、不変なのであると考える。
死んだら終わり!!それだけ
爪痕を残したいのかもしれない「忘れないで!」と
多すぎる高齢者が、孤独死の何が悪いだろう。
むしろ自然で、かつ家族は経済的負担と精神的負担、介護負担が減って幸せだ。姥捨山でないだけマシだ。
「姥捨山」監督 今村昌平。主演 緒形拳
高齢者の介護は、老老介護は、時間が流れで必然である。
近年、ヤングケアラーの方が、問題である。
自分の将来の地盤を固める年齢に、介護を課せられ、疲労にて学業に専念出来ない若者が増えている。
親が子を看るを祖父母を孫に面倒を押し付ける。
死にそこなって、人工呼吸器に繋がれて嬉しいのか?
若人が少ないというのに何をさせたいのだろう?
人は生まれて死ぬ時は独りなのだと言うのに。
押し付けがましい以外の何物でもない。
不安のない時代など存在しない。
むしろ、不安を商売にしているマスコミは、この漠然とした不安と言うものなしに、スポンサーに収益がないというのに。
生きる世界はユートピアではない。生きるも死ぬも地獄なのだ。
失った残った者の意思は無視され、傷口に塩を塗りたいらしい。
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作家名: 芹沢俊介
出版社: 岩波書店
雑誌: 岩波新書