ネタバレ・感想あり興国の花、比翼の鳥のレビュー

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面白すぎる
ネタバレ
2021年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 圧巻のストーリーでした。父が謀反の疑いをかけられ自ガイさせられたくだりや、遺志を継いだ李由が使命感に追い詰められ泣けなくなっていた時雷全に父からの手紙を渡され、抱きしめられてようやく泣けたくだりは死ぬほど泣きました。十年後反乱を起こした李由が捕まって拷問を受けていた際どこまでも雷全を信じている様子に胸がうたれました。皇帝と叔父は本当に人間のクズで腹が立って仕方がありませんでしたが二人の最期がすごく惨めだったのでスカッとしました。BLですが物語自体がすごく魅力的だったのでグイグイ読んでしまい一気読みでした。最後雷全と結ばれる濡場も、安定の櫛野先生クオリティで大変萌えました。もっと評価されてしかるべき作品じゃないかと思います。
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中華風ファンタジー 世直し物語
2019年11月19日
イラスト、あとがきあり。電子限定SS付き。
中華風ファンタジー。権力に固執する現皇帝(祖父)に疎まれ死に追い込まれた父(太子)を持つ子が、悪政に疲労した国を父の遺志を継いで立て直すという物語です。大団円な結末は確信できるものの、それに至る過程で結構予想を裏切られる展開がありハラハラでした。BLですからもちろんロマンスもあります。皇帝一派に追われ山をさ迷っていた子を保護し育ててくれた懐の大きい人。幼い恋心とまともに取り合ってもらえず笑い飛ばされるうち10年が過ぎ、もう一人前の大人と見なされるようになった頃、運命が大きく動き出すのです。シリアスな展開に時折挟まれるほのぼのシーンにほっとします。長い話ですが飽きることなく一気読みでした。歴史ファンタジー、歳の差、主従の固い絆、主人公が両方男前、等々お好きな方には自信をもってお勧めしたいです!
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よくある設定ですが
2021年5月7日
反乱や無実の罪で国を追われ、助けて貰った人と恋仲になり仇を討つというよくある設定ですが 面白かったです。ただ 拷問にあって限界だった身体で開かずの間まで行ったりという体力があるのは不自然だなぁと重箱の隅をつついてしまいます。
中華風ファンタジー
ネタバレ
2019年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ もともと一般の中華風ファンタジーが好きでよく読みますが、BLでも王道は王道ですね。命を狙われた太子とそれを助けた義賊。先の展開が読めるといえばまあ読めますが、それでも天下を取るまでのストーリーは楽しめました。幼い頃に出会うので年の差は気になりましたが、育っちゃえばアリですし。脇の登場人物もしっかり描かれていますし、地の文も読み応えがあります。ただ話し言葉の軽さが気になりました。
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ありきたりな上に苛々する受け
2019年12月23日
受けは賢く美しいという設定ですが、アホみたいに感情で動きます。周りが止めるのも聞かずにしゃしゃり出るような展開が何度かあり苛々しました。
そして8歳の頃が大人びていたのに対して18歳になってからは逆に子供っぽいです。そのまま8歳の頃だと思って読んでも違和感がないと思うくらい。
ストーリー展開もありきたりすぎてつまらないし、面白いキャラがいるわけでもないので、安くなっていたけどそれでも無駄遣いしちゃったなと後悔しました。
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作家名: 櫛野ゆい / 夏河シオリ
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫