このレビューはネタバレを含みます▼
表紙のイラストがハーレクインぽくなくて印象的で買ってみました。
ロマンティックが大好きなエヴァはパーティのプロデュースや個人のコンシェルジュサービスを女友達３人で経営しているキャリアウーマン。料理が好きで上手だけど、キッチン以外は片付け下手と長所と欠点のある人間味あふれるキャラクター。
対するヒーロー、ルーカスは推理小説家。一見、普通に見える人達の中に潜む歪みや異常性を描き出すベストセラー作家。そんな二人には親しい人を亡くした痛みを抱えているという共通点が。ルーカスの祖母がルーカスが不在の間にクリスマスの飾りつけと食事を冷凍庫に詰めて置いて欲しいと依頼した事で二人は出逢います。なんと、締め切りが迫るのに一行も書けていないルーカスが、出かけたフリをして自宅に残っていたのです。
エヴァに出会った瞬間からインスピレーションが沸きアイディアが溢れ始めます。殺人犯のモデルとして。アイディアに血肉を与えるためにエヴァを知りたいと会話するルーカス。そんなこととは思わず、接するうちにルーカスに惹かれるエヴァ。
愛していた妻を亡くし、もう誰も愛することはないだろうと思っているルーカスの心が変化していく様子をお楽しみください。登場人物も他作品に出てるそうなので、そちらの作品も読んでみたいです。
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