ネタバレ・感想ありパワー・プレイのレビュー

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ロマの女性の復讐劇だけど、設定に疑問
ネタバレ
2021年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公はロマの女性。ロマはジプシーと言われて来た移動型民族のうち、北インドにルーツを持ち、中東欧に居住する民族のこと。
レイチェルは、母が部族長の決めた婚約者ではなく、滞在先の領主の甥と恋に落ちて身籠った子で、不義の子として、また、婚約者が領主の甥を殺した事で良い滞在先を失った部族内の恨みを受けて爪弾きにされて育った。
唯一、自分を愛して守ってくれた祖母が亡くなるタイミングで部族を離れたレイチェルは、オクスフォードで自活し始める。定住しないため、学校に通ったり通わなかったりで教養は足りなかったため仕事も選べなかったが、なんとかホテルのメイドとして働き始めた。
地道に働くレイチェルだったが、オクスフォードの学生が彼女に目をつける。
悪魔崇拝の生贄にしようとするティムに目をつけらる。なんとか逃げ出したレイチェルだが、その後、ティムの恋人のサイモンが口論となったティムを川に落として死なせた後に、レイチェル逆恨みして付け狙い、性的暴行されてしまう。
レイチェルは不幸にも妊娠してしまい、オクスフォードから離れ、シムズ夫妻に助けられる。産まれたオリバーを夫妻の養子にしてもらった後、レイチェルは自分を暴行したサイモン、拉致に手を貸したリチャードとアレックス、サイモンの同室者のマイルズの4人に対して復讐を誓い、名をペパーと変えて計画を進めて行きます。
サイモンと、拉致に手を貸したリチャード、アレックスはともかく、同室だっただけのマイルズは復讐される理由がありません。何年もかけてのし上がって復讐の計画を立ててふのに、そもそも敵としての認定が正しいのかは調査しなかったの?と疑問に思う。
逆恨みというか、謂れのない恨みを買ったマイルズが気の毒。なのに好きになれるのか?無くもないですが、納得がいかない気はします。
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