食文化が未発達な乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生した主人公が、浮気したバカ王子に婚約破棄され、前世の記憶で料理改革をして、それを食べた家族が「美味ぁ〜♪」する良くある転生ものです。
個性的なキャラが多く登場して話もテンポよく進むのでストーリーは面白いと思ったのは1巻だけ、2巻はテンポの良さも無くなり、主人公が料理作って家族が美味ぁ〜♪する単調な展開が続くだけで、加えて作品全体を通して主人公の変なテンションの一人語りが非常に読みづらくて鬱陶しいのと、作者さんの作中での料理のチョイスのセンスが酷過ぎる…なんですか2巻のチャーシュー麺の付け合わせに山盛りの豚カツと唐揚げ、デザートに苺をアンコで繰るんだ揚げ餃子、そしてそれを貪り喰う主人公含めた家族達…って、油もののオンパレード過ぎて読んでいて美味しそうと感じるどころか胸焼けしそうになりましたよ…1巻は内容の面白さでその辺りも我慢出来ましたが、2巻で挫けました…なので購読はここまでにします。