ネタバレ・感想ありさよならドビュッシー 前奏曲のレビュー

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生きる時間の尊さ
ネタバレ
2026年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『さよならドビュッシー』の前史でありながら、本作は単なる補完エピソードに留まらない
中心に立つ香月玄太郎の存在感が圧倒的で、毒舌と反骨精神の裏にある人間味が、物語に豊かな陰影を与えている
車椅子という制約をものともせず、経験と洞察で難事件へ切り込む姿は痛快そのもの
介護者のみち子との掛け合いも絶妙で、名コンビぶりが心地よい?
短編集でありながら、ミステリとしての完成度に加え、老いや家族、人生の選択といった主題まで丁寧に掘り下げられている点も見事
そして終盤に訪れる“あの物語”へと繋がる瞬間は、シリーズを知る読者なら感慨もひとしおです‥

魅力的な人物が生きる時間の尊さを改めて感じさせる、極上のスピンオフ
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