小説で、高校生のトヨと伊吹の話。尾上さん初めてで、さがのひをさんの表紙に惹かれて読んでみました。伊吹は事故にあって、その時に偶然居合わせた男子に恋をして…?というストーリーで、クラスメイトとのやり取りなどの日常生活や、恋愛や将来の不安など等身大の悩みが生き生きと描かれて、読んでて楽しかったです。特にトヨの、真面目すぎるがゆえのじれじれ感、これ、嫌いじゃない…!!!途中、なんでそんなうじうじ悩むの!?って思うところがあるんだけど、ちゃんと彼の性格ゆえというのが分かって、納得!初エチまでのもだもだも、リアルな感じで可愛らしくて、ティッシュどうしようとか、2人が困ってる様子が目に浮かんでつい顔がほころびました。最後の方は社会人までなってて、親へのカミングアウトも意外な結末で、なかなかに読み応えありでした。
途中ちょっと退屈になって☆3つです。