このレビューはネタバレを含みます▼
作品全体を通して、何気ない普段の日常の様子を描いている内容です。確かにほとんど毎日同じような生活スタイルを繰り返していれば、初期のusao先生のように自身に対して劣等感を抱いてしまったり、もう少し何か楽しいことをしてみようと背伸びしてひたすら追い求めたくなる心情も理解できます。ただ、特別なことが起こらない普通の生活のなかにこそ、実は大切なことが含まれているのではないかと受けとることもできそうです。忙しく慌ただしく過ぎていく日々であったとしても、怪我や病気をせず暮らせていることや、子供が成長していることなど、小さな幸せを探して過ごしていきたいと思いました。