このレビューはネタバレを含みます▼
駅名に使われるのは単純に地名や近くの施設(○○前などといった形)がメインだと思っていたのですが、場所によっては人々の意識や時には理想を象徴したような言葉が使われるケースもあるということを知り、勉強になりました。首都圏のほうでは、例えば希望ヶ丘駅というのは団地の名と駅名との間に相関関係があると推測されるわけですが、かつての高度経済成長期に込められた願いを想像できる一面もあり、当時の歴史と理想を垣間見れた気がしました。また他にも、新幹線における燕三条駅の名称成立過程については、意外と全国区でも有名な話となっていることを知りました。