ネタバレ・感想あり有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿のレビュー

(5.0) 3件
(5)
3件
(4)
0件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
読み返します
2021年1月17日
短編でテンポよく進むお話で読みやすかったです。
不思議な世界観の不思議な謎解きの物語。これまでに読んだどんな話とも違うストーリー運びは不思議な印象でしたが面白かったです。ただ、他の方のレビューにある表紙の納得感がわからなかったので、も一度読み返したいと思います。
いいね
0件
一気読みしてもうた...。
2020年11月10日
初めてお目に掛かる作者さんでしたが、不思議も謎解き好きな私なので、作品紹介とレビューと試し読みでホイホイ購入して仕舞いました。
からの一気読み。笑
幽霊に住民票を与えるというイギリスで、「死者が見える」独身貴族な伯爵様の、幽霊たちに関わる諸々の事件。
短編を繋いだ1冊はしかし、ストーリーとしてしっかり芯が通っています。
たもさんのレビューにある通り、表紙も後から見てふふってなります。文章も素敵でイラストも素敵って、なかなか無いので感動です。
私が書くと陳腐になって仕舞いますが、素晴らしかったです。続き待ってます!
もう一度読みたくなる小説
2020年4月27日
19世紀末、産業革命でイギリスが大繁栄を迎えていた頃のロンドンが舞台。

イギリスといえばオカルト好きなイメージがありますが、この本はそんなイギリスにはびこる偽オカルトを暴く、通称「幽霊男爵」エリオットの活躍が描かれています。

5つの短編で構成されている本で、1つ1つは短いものの、それぞれの内容が濃く、読む手が止まらなくなるような本でした。キャラも大分濃いですが、中身も大分濃いです。軽やかなページ数で各話それなりに重たい話をぶっ込んでくる辺り、栗原先生らしい作品だと思います。

ネタバレになるので中身は言及しませんが、5つの短編で構成されたお話の、全てに冒頭から何らかの違和感があり、それが読み進める中で「こういうことだったのか」と短編内できっちり解決される作りは見事でした。
各話最後まで読んだ後、もう一度目を通したくなる構成でした。

各話読み終わった後に表紙をマジマジと眺めて、「ああこれか...」と思ってほしいところです。

続編を期待しております。
レビューをシェアしよう!