ネタバレ・感想ありさよならのない国でのレビュー

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ホラーファンタジー
ネタバレ
2022年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 赤い血のような真っ赤な池から会いたかった死者がやってくる…怖い。遺品を持って泉に入れば、自分の命の代わりに死者が生き返る…ホントに怖いな。
BLだけどホラーファンタジーな内容で面白かったです。まさに天国ホテル。亡くなった大事な人に一度は会いたいと思うけど、痛みも苦しみもサヨナラもない生活なんてやっぱり嫌だな。康の一途さと覚悟が悲しいけどカッコよかった。終盤の泉に飛び込むシーンはとても胸が苦しくなるほど感動しました。
やはり、私はBがLするのは大好きなので、生きていると喜び感じ合った2人のエチシーンがラストにあってよかったです。イラストも綺麗でした。
軽い気持ちで読む作品ではない
ネタバレ
2021年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大切な人がいない日常に慣れてしまう自分が、変わってしまう自分が嫌だと苦しむ春希の姿にとても共感できました。現実と向き合わず盲目的に過去を生き続ける春希の方こそが死者なんじゃないかと思うほどでしたが、最後にようやく人間らしさを見せてくれました。死の淵へと沈んでいく康を抱きしめて一緒に生きたいと必死に足掻く春希のイラストは圧巻でした。そして他の乗客たちにも悲しい現実があり、それぞれのドラマがありました。みんなが幸せになれたわけではないけれど、彼らの最後の選択もわかるような気がします。逝く人遺される人、生きること死ぬこと、重いテーマですが深く考えさせられる作品でした。
話に引き込まれました
ネタバレ
2024年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ どこかの山の上にあるという天国ホテル。そこでは自分がもう一度会いたい死者に会えるという…。孤独だった受はピアノを教え、自分の居場所を作り、同居してくれた攻のいとこに懐きます。けれど攻のいとこが早逝、受はなんとか再会したい一心で攻からの旅行提案を受け、山の上のホテルを希望します。バス事故が起き、攻と受は気づくと迷路園にいてそこにはバス同乗者数名も。やがて迷路園を抜けてホテルを見つけ、そこへ辿り着いた人々は会いたかった死者に再会していき…。ミステリアスかつそこはかとないホラー感もあって面白かったです。死者とあちらへ行く人、心残りを果たし現世に戻って来る人、死者と自分の命を交換する人、色んな過去ある人達が自分の意思で選択を行っていきます。受も会いたかった攻いとこに会えて幸せそうで、攻は愛する受の為に最良と思われる方法を選ぼうとしますが…。ずっと受を好きな攻が切なかったので、私も最後のエチシーンはあって良かったです。むしろこれがなかったら☆1つ減らしました。作品への感想は人それぞれなので、読んだ人の数だけあっていいと思います。たくさんの人に読んでもらって、どういうレビューがあるか数年後確認したいと思った作品でした。ちなみに☆4止まりだったのは、受が攻いとこへ精神的に依存し過ぎているように思い好みではなかったからです。
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行きつ戻りつ
2024年2月15日
時系列が飛ぶので、ちょっと読みづらさがあったかなぁ。
設定がすごく凝ってる。ホテルの不思議感も良かった!
だからこそ、片思いトライアングルがモヤモヤしました。
半分過ぎくらいまで、これ一般でいいんじゃないかな?って思うくらいにメインカプの恋愛が薄い。
面白かったんだけど、BLでなくてよかったかなー。
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生と死と
ネタバレ
2021年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現代不思議ファンタジー>BL。設計事務所勤めで年下の康。康の叔父・月彦を忘れられないピアノ教師の春希。危ういバランスを保ちながら旅行に出かける二人でしたが、乗っていたバスが崖から転落……?
そして、死者の一部や、身につけていたものを持っていくとその人に会えると言われる天国ホテル。昨日も明日も太陽もなく曖昧な世界。会いたかった人に会えて喜ぶ春希たちとは反対に、違和感と疑問と不安だらけの康。それでも春希を思う真摯さに胸を打たれます。
変化を恐れる春希ですが、いつも自分の側にいてくれたのは康であることに気づき、最後は切なさもありつつ、甘い感じにて終了。一度死んだ人間が誰かの犠牲で生還はちょっとご都合主義すぎ?最後のエロもこの話には必要ないと思いました。
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あらすじを読んで購入
ネタバレ
2020年7月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ まるでミステリーを読んでいるかのように、どんどん引き込まれていきます。登場人物それぞれに悲しい過去があり、胸をつかれます。最後にふたりが結ばれて良かった。
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ちょっと…
2021年12月3日
あまりにもファンタジーと言うかホラー要素も入っていて…それでいて結構重めな「生と死」を描かれている。ストーリーは面白そうだけど文章の作りというか表現というか…途中から面倒になって結構飛ばして読んだ。他の人のレビューにもあるけどこの話にラストのエチは必要ない。「生きている」を表現したいのかもしれないけど一気に生々しい。。先生を想いながらピアノ演奏して淋しげに微笑みたいな…美しく綺麗なまま終わって欲しかった。
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作家名: 高遠琉加 / 葛西リカコ
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫