ネタバレ・感想あり罪と罰の間【イラスト入り】のレビュー

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生き直す
2022年11月3日
映画のシーンのような表紙絵にひかれました。すごい達者なカラーイラストですね。傲慢で自分勝手な高島は仕事を失い妻子に去られて死のうとまでしても自分を素直に省みることができていない。三沢と出会いプライドはへし折られ過去の行動に向き合い自分と向き合う。丸裸になって生き直す物語。生半可だとシラけてしまいますが高島が過去の自分を心から反省する気持ちに素直に共感できました。罪と罰の間にある反省をもって生きていき罪の重さを知る、それこそが大事なんだろうと思います。
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人生
2022年8月23日
自分の生き方が正しいと傲慢さを持っていた人間が安定した突然レールから外れた後の悲惨さと、その人間を人間らしい考え方を気づかせてくれた詐欺師の人生を含めすごく考えていたストーリーだったと思います。単純なBLとは違いました。
ミツコさん、素敵
ネタバレ
2021年6月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ボロボロの2人、いや、3人の未来にさちあれ!
それぞれが傷を持つけど、どん底に落ちたからこその安らぎが訪れたんですね。
きっと。
自分がキライになっても、いつかはそんな貴方が好きだと言ってくれる人に会えるのかもしれませんね。
俺を捨てるな、なんて言えないよ。
いいオヤジ受けでした
ネタバレ
2021年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品内容には「強引に」抱かれたとありますが、強引ではありません。ほだされたというか、自然にです。一流メーカーをリストラされたプライドが高くて人の気持ちに頓着してこなかったクズオヤジが、精神的に追い込まれて自死を図ります。空から降ってきたオヤジは攻めにとって神の試練か慰めか、欠けていたピースがはまるように2人はなじんでいきます。攻めの抱えていた苦しみも解けていって...。相手の気持ちにまごころで応えられるようになるオヤジの成長ぶりが眩しかったです。綺月先生の特有のエスプリが効いていて、でも穏やかなとてもいいお話でした。欲を言えば挿絵がもうちょっとほしかったです。3枚はさみし。
2010年2月(初出)
タイトルが粋ですね
ネタバレ
2021年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 罪を犯し罰を受けながら必死にもがき、ひたむきに生きていこうとする2人の男の物語。
この2人の抱える罪は性質が全く違うんです。一方は自業自得であり、もう一方は情状酌量の余地が多分にあって。罪の性質も違えば罰を受ける際の捉え方も対照的なこの2人が、共に過ごす内に足りない部分を補い合いパートナーになるまでの間が読ませます。
最終的に高島は初めて愛することを知り、三沢は変わらない愛を得て、共に生きる意味を見出し幕が降りる。前半は三沢から高島へ、後半は高島から三沢への想いにグッとくるし、男らしい台詞も私好みでした。
残念ながら誤字が目立ちましたが、おっさん受の喘ぎ声が妙に府に落ちたので相殺です。
イラスト目当て
2021年4月13日
もうちょい挿絵が見たかったです。あとは誤字が目立ちましたね。ホントに三沢さんがいなければ、このクズな高島がクズのままでイラついて終わっただろうなって思う。
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贖罪と優しさの物語
2020年8月5日
「背徳のマリア」が苦手で避けてた作家さんだったんですけど〜〜いやん、めちゃ良かった!!年下攻めのオッサン受け〜クズのオッサンが心の成長と共に可愛くなっていく過程に萌えました!てか、攻めが若いのに、苦労人なのか老生してらっしゃる。この出来過ぎたイケメン年下嫁によって、オッサンの魂が浄化されたよ。2人の出会いは奇跡で、そこからの人生が2人にとって素晴らしい道筋となる、そんな素晴らしい物語でした。絵もステキ♡
傲慢なおっさんが、再スタートを切る
ネタバレ
2020年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 41は、おっさんなのか?
この作品のなかでは、おっさんでしたね。学歴や会社の規模などをひけらかす鼻持ちならないおっさんが、妻と子に捨てられてお金も無くなり、飛び降りを図るも失敗。
そこで拾ってくれた三沢と同居し公私共にパートナーに。
おっさん受けは、いくつか読んでいますが…甘い声はほとんど無くて、逆になるほどなぁと納得してしまいました。
お互いに脛に傷のある者同士、お互いを理解し合いながら歩んでいく姿が想像できました。
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40.オーバードクズヒゲオヤジの更生物語?
ネタバレ
2025年2月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受がびっくりするほど、最低で思考が幼稚で、どうやって育てられたらこうなるのかな?と、思った。でも周りも触らぬ神に祟りなしで、注意しようとしなかったんだから仕方ないか。
攻は、正当防衛で人を殺してしまい、その母親に贖罪を続けている。それも一段落して良かったけど、相手を殺さなきゃならない程、男から酷い性被害に遭っていながら、ゲイになってるのには説明がつかない。もともとゲイだったのか?
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重く考えさせられる
2023年10月10日
セールになっていたのと、評価が高かったので購入しました。チャラく見えて実は非常にしっかり生きている若者と堅実に生きているように見えて中身のない生き方をして来たサラリーマン。見ためと中身の反比例が興味深く、しかし現実あるあるな話なのかもと…。落ちぶれて初めて地に足が着き見えていなかったものが見えるようになり、エリート街道よりずっと人間的な生活ができる…世の中そんなものかもしれません。私には濃すぎて星4つです。
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表紙のイラスト
ネタバレ
2024年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ と題名がとても格好良いですね。しかしこの受け、酷い男でしたね。よく今まで刺されないで生きていけたこと。正直言ってこんな男なら父親としてはいない方がマシですわ。BL作品のあるあるの1つとして、登場人物達は気前がいいと言うのがあります、このお話しでも3,000万ポイとあげてしまうし。自分を罰する事を止められない攻め、その過程で築き上げた被害者の母親との絆は美しいものがありました。でもミツコさんがもっと早く彼を解放してあげても良かったのでは?と考えてしまいますけど。
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作家名: 綺月陣 / AZ Pt
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 海王社