ネタバレ・感想あり身体は児童、中身はおっさんの成り上がり冒険記のレビュー

先にマンガを読んで続きが気になって小説を購入しました。

私の好みなだけかも知れませんが、マンガの方が主人公が可愛い容姿で表現されているので、先にマンガを読んだ方が好きになれるかなと思います。

農場経営したり、中立都市を独立させたり、帝国を救ったりします。
チートで無双する話は少し飽きて来ていたのですが、この主人公は、
本質は勉強大好きでツンデレ(人間好きなのに行動が暴力的)で弱者を抱え込む(助ける)ために
己の研鑽を積む努力を惜しまず、経済力も付けていく様は、チートながらも読み応えがあります。

口調がおじさんなので小説では錯覚しますが、身体は少年。
まだ保護されるべき子供だと思い出すのが3巻です。

3巻では祖父が出てきて子供らしい様子が垣間見えてグッときます。
ラストは身体の記憶に引きづられたグレイが…。

巻を重ねるごとに人間から遠ざかってるグレイが4巻で何をするのか楽しみです。

できればチート要素を減らして、知識の壁にぶちあたり苦労して乗り越える、努力の日々から投げやりになり逃げ出す、他人に助けられる、人間らしいグレイも見せてほしい。