このレビューはネタバレを含みます▼
児童文学系ジャンルとして、想定される対象の読者を主に低年齢層向けに設定してるため、比較的ソフトなホラーストーリーが多く収録されている印象を受けました。ですが、上級以上に分類されているものでは、大人の視点から読んでも本格的に思える話が徐々に増えている感じもします。漫画ではなく文章中心の小説なので、文の表面だけをなぞるよりも、時間をとってゆっくりと読み込む方が、それぞれの世界観をより深く味わえると思います。やはり機械質な物体や、人がいないはずなのに人がいるといったシチュエーションには、ゾッとしますね。