このレビューはネタバレを含みます▼
母親とうまくいかず、叔父の家に居候することになるですが、そこでの暮らしと、友人関係、犬との生活。
何より、自然があって、兄のような存在が近くに住んでいて。
逃げることしかできなかった主人公が、味方になってくれる家族ができたことで、母親と向き合います。
とにかく、犬のワルテルがいいです。こびない、家族と認めてくれるまでに時間がかかるけど、ワルテルなりに雨音を心配しているのがわかる。ラストのところでは、涙がでました。こんなふうに生きるのを頑張ってくれようとするワルテルが健気で。