面白いです。 ものすごくユニークな設定!異色の傑作!! と言う訳でわありませんが、 逆に変な捻りや 要らん方向転換をしない優等生作品なのでむしろ安心安定で読めます!
登場人物と攻略キャラを初めから少人数に絞って出てくるので、 変に話が広がって行くことも無く、一人一人のエピソードを楽しむ事が出来ます。
1番良いのは、キャラの視点の切り替えがとてもスムーズな事です。 多くの恋愛ラノベは、〇〇視点と、別キャラの視点からの回想を別のページや章でガッツリ取ります。 勿論それでも有効な場合もありますが、同じイベントを完全にクドクド繰り返すだけの作者さんもいて、正直繰り返しがキツイ! ページ食うだけで蛇足!!と思う事も多々あります。 この作者さんは 同じ文脈の中でサクッと 他人視点や他人心理描写を入れてきます。しかも全く話の流れを止めませんし、 読み手も全く混乱しません。 すばらしいと思います。
悪い所: 話の構成が素人臭いです。 正直 ん?! んん?! と一瞬文脈的に混乱したり、 そんな描写あったかな? あの設定はどこいった!? 話の流れの都合上その場その場で雑な構成を投げ込むので、少し話が飛んだりします。 多分作った設定が話を進めて行く上で邪魔になったり矛盾になったりしたのでしょうが、 やんわり消えて行く設定や無理矢理仕方なく消化する初期設定が比較的多い作品です。
又、良くも悪くも"ヤンデレ" の病んでる感は全くありません汗 ヤンデレ物は 本当に狂ってないとつまらないので、 その辺は本当にあっさりした作品です。