ハズレが多いシークレットベイビーものの中では、珍しく私にとっては当たりでした。
ヒロインが思慮深く賢い王女なのに会ったばかりの衛兵と…というのはどうかと思いますが、そこから先は甘いだけじゃなくちゃんとストーリーがありました。
ヒロイン父とヒロインを娶り損ねた敵国の王はかなりどうしようもない愚王。
それだけにヒーローと、ヒーロー兄がカッコよく見えます。
ヒーローも責任ある立場なのに軽々しく他国の姫であるヒロインと関係を持ったことだけは微妙です。けれど、その後にヒロインと親しかった人に話を聞いたり二度と会えないからこそ想いが募ったのだとしたら、再会後の溺愛については納得。
ヒロインはヒーローの人となりを徐々に理解するうちに好きになるのでこちらも自然な流れでした。
娘のオリビアが子供らしくて可愛いです。