このレビューはネタバレを含みます▼
著者の決心と粘り強い頑張りには、本当に脱帽しました。各駅停車の電車一本だけに乗って始発駅から終着駅まで乗り通すのだと思っていたら、まさか途中駅を含めた「全ての駅に下車する」という条件を課したうえでの旅行をしているというのは予想外でした。都市部なら列車本数が多いのでそこまで苦にはならないと思われますが、田舎の鉄道は便数が少ないので、例えば一駅降りたら次の駅に行けるのは一時間後、というケースもさぞ多かったことだろうと想像できます。鉄道ファンとしては、間違いなく素晴らしい旅記録として語り継がれるものと考えます。