このレビューはネタバレを含みます▼
家事労働が不得手でやることを禁じられていたけれど、料理上手片付け上手の妻が癌を患ったことを機に家事を厳しく教わり奮闘する日々。
その日の料理を完成させるだけでなく、後片付けや食材の一部を翌日の朝食に使うことなど細かく指導しています。
勿論料理しなくてもコンビニ外食テイクアウト等不自由なく過ごせるけれど、2人のコミュニケーションや後々教わって良かったと思わされる感情がありました。
料理だけでなく、2人の出会い、楽しく過ごした日々、思いがけない悲しい出来事、病気の発覚、闘病の様子やお互いの気持ち、亡くなられた後の事も綴られています。
レシピや料理の写真も美味しそうです。
夫は新聞記者の方で、描写や構成がわかりやすく、文章も読みやすいです。