ネタバレ・感想ありアナン、のレビュー

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物凄く好き。
2022年8月3日
「ガラス玉演戯」を思い起こさせるような、「緑の指」を思わせるような、「はるかな国の兄弟」を思わせるような本だった。
純粋なエネルギーに満ちたモザイクを生み出すアナン。
世間的な弱者が寄ってたかって捨て子だった赤子を育てようとし、天与の才を開花させながらアナンの内に育つ窓が周囲の人々を解放していく。
軽やかな文章で読んで面白く、読み終わるのが惜しくなるような物語だった。
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作家名: 飯田譲治 / 梓河人
出版社: 講談社
雑誌: 講談社文庫