このレビューはネタバレを含みます▼
まずこの本を手に取る層として、
石が好き。不思議な話に興味がある。そのような人だと思います。
自分自身も例に漏れず、そういう気持ちを前提に最初から最後まで読んだ感想です。
始終、胡散臭いが過ぎる。正直モヤモヤします。
死神が付いてるお客様は専門の神社仏閣に行った方が良いと思われます。
宝石の声がきこえるというタイトルではありますが、宝石が喋っている描写は一切ありません。宝石の色が変わったように見えたり、表現として〈そんな気がする〉が強めです。
その一方的な語りが胡散臭さに拍車をかけていると思います。
石が喋りかけてきて、それを著者が言葉にしてお客様に伝えるなど、石主体であればもう少し信憑性があったと思います。
話半分、四方山話として読むのが良いと思います。何か困り事があって、石や藁にも縋る思いで読むものではありません。実店舗に行けない、購入出来無いならなおさらです。
自分に合う石の選び方に興味があって読みましたが、合う=似合うでは無いと書いてあったり、合う石はどんな時にでもその人に似合うんだと書いてあったり、え、どっち??となりました。結局著者に見てもらうしか無いのかと思いました。
それから安ければ良いというものではないという一文にも引っ掛かりました。言わんとしてることはわかりますが、疑問が残ります。
お店のHPで商品例など見ましたが、確かに人生が変わりかねない輝きがあるなと思いました。少なくとも自分には手が出ません笑。結局のところこの本はお店の宣伝なのかも。