ネタバレ・感想ありぼくとアナンのレビュー

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暖かい気持ちになる物語
2022年8月4日
「アナン、」は父となる流の視点だったが、「ぼくとアナン」では猫のバケツ視点になっている。
対象年齢が下がったようで、ダークな心境や死は遠ざけられ、様々な動物や妖精が登場し、地名もはっきり架空と分かる表現になっている。
不可思議が当たり前の世界観の中ではアナンの透明感も溶け込みがちになるが、陰影を与える大人の世界は薄れ、動物が活躍するファンタジー色が強まっている。
終盤近く流さんを追いかけたバケツのお陰で、ホームレスのその後を知る事が出来たのは「アナン、」読者として嬉しい展開。
祝福が込められた物語。
彩色豊かなアニメに向いているように思えた。
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