ネタバレ・感想ありナキメサマのレビュー

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怪異さえ取り込む人間の狂気と執着
ネタバレ
2025年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好物の村の因習儀式物で、冒頭で既に尚人がゴミの処分で猟奇殺人犯を匂わせ、小夜子への異常な程の想いと執着、弥生の村の情報の詳しさや言動の不自然さで、違和感を感じさせる。小夜子も尚人を未だに忘れられず、どうも容姿の魅力もある様なのだが、どう考えても尚人は根暗のグズグズタイプで言動にも全く魅力無しで女にモテそうもない....前半でナキメサマが小夜子だと分かるが、儀式が始まる迄、語り手の尚人と小夜子の間に6ヶ月の差がある事に気付かず騙されたぁ~! 弥生の正体、尚人がDV男で他の女に乗り換えたと分かり、それでも想い続ける小夜子もちょっとビックリ‼ 確かに悪い男は魅力的だがDV男はねぇ~.....でも尚人はどう見てもDV男には見えないけどぉ~? スプラッター的グロのナキメサマに謝罪して永遠の愛を誓い求婚する尚人??何処で尚人の正体(猟奇殺人犯)がバレるのかドキドキしたが、一件落着....
えええ~と思っていたら尚人の正体はストーカーで尚人を殺害して彼の部屋に居たから小夜子に逢う為なりすましたと言うどんでん返し....騙されたぁ~!!!それでもナキメサマはシッカリ偽の尚人(ストーカー)に付いて来てる.....やっぱり人間の狂気と執着は怪異より怖いわぁ~‼
騙された~!!!
2021年1月11日
ホラー小説が大好きで ちょっとやそっとじゃ満足しない私なのですが これは本当に良い意味で騙されました!
終盤近くまでは 「なかなかグロいし どんでん返しも面白いけど なんだかんだキレイに終わる感じか~」と少し肩透かしを食らった気でいたのですが 本当のどんでん返しは最後の最後にやってきました!
え…?!そういうことだったの~!!騙された~!!って また最初からじっくり読み返してしまうほどにハマりました!
登場人物全員色んな意味でキモい
ネタバレ
2021年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ホラーミステリー大好きでいろんなサイトのレビューがとても良かったので期待して購入。
結論ホラーとしては期待通り!グロはありますけど大したことないです。
ただ怪異とは対照的にリアリティがあってこそ面白いと思うのですが主人公を始め登場人物全員の喋り方、仕草、発想全て若干古臭くて不快です。「意気地がないのね」「へっ腰抜けが!」と来た時には何時代だよと呆れました。ナキメサマより主人公たちの立ち振る舞いの方が気持ち悪くて途中何度も読みたくなくなりましたがそれでも最後に驚愕というレビューに釣られて読み進めて、このまま古臭いドラマ見てるみたいな気持ち悪い綺麗さで終わるのかとがっかりしそうになるところ最後に裏切られて満足します。
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少々のグロさはありますが・・・。
ネタバレ
2021年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ どこか「ひぐ〇しのなく頃」を彷彿とさせられます。
23年に一度の祭り。そこでナキメサマをなだめる祭り。
はじめは、主人公目線、ヒロイン目線かと思いきや、
もしかしてと思ったら、時間軸の違い、人の違いに気づき
ラストでああ、やっぱりなあと思いました。
ある程度の想像はできましたが、それでも面白かった。
ホラーとして楽しめる作品です。
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作家名: 阿泉来堂
出版社: KADOKAWA