全3巻。片仮名の名前が頭に入らないので、人物紹介はありがたい。スイスの全寮制私立男子校が舞台。緑の瞳、人には見えないものを視たりと周囲から気味悪がられるルネ。他人と距離を置き、内気で引っ込み思案、同級生たちともギスギス状態。
ルネと同室で選り好み激しく傲慢なアル。すぐに当たり散らすアルに魅力を感じず。優しく公正明大なとある王国の後継者・リュシアンはルネにご執心。ホロスコプスの時計と賢者の石。装飾が欠けた指輪の呪い。災いをもたらすと言われる水入り琥珀。密かにいつも問題の中心にいるルネがひっそり解決。
最後まで多くの者が賢者の石に振り回されて右往左往しつつ、ルネとリュシアンがさらに親しくなる所で話は終了。尻切れ感あり。ルネの日本でのトラブルに関して特に触れられず。正直妖異譚シリーズの二番煎じ……？
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