ネタバレ・感想あり砂の器(上下)合本版(新潮文庫)のレビュー

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映像作品をみた方は、ぜひお読みください
2023年5月30日
文学とは行間を読むことに醍醐味があります。
映像化した作品の脚本家さん等々、その想像力の素晴らしさが、原作を読むことでわかります。
最近はオーディオブックも隆盛してきましたが、
原作を活字で読むことで、自分なりの解釈ができ唯一のものになります。そしてそれは誰にも奪われないです。
本作品のタイトル『砂の器』は、本編に一度たりとも登場しませんが、リエ子の書き残しに「指の間から砂がこぼれ落ちるような虚しさ」という一節があります。この長編のストーリーから省みると、実にに感慨深くこのタイトルを付けた作者の想いを想像します。
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映像作品とは違う
ネタバレ
2024年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハンセン病に対する差別が根底にある原作は、中居正広版のドラマなどには踏襲されていません。よく知らないのですが、著作権の問題で遺族が反対しているからなんだとか。映画やドラマとは他の点でも違っています。
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作家名: 松本清張
出版社: 新潮社
雑誌: 新潮文庫