このレビューはネタバレを含みます▼
著者が提示するのは、「諦め」を敗北ではなく、選択の精度を高めるための技術として捉え直す視点
やみくもに頑張ることが称揚されがちな風潮に対し、有限の時間をどう配分するかという現実的な問いを突きつけてくる‥
感情や期待を適度に手放すことで、かえって身軽に前へ進めるという逆説には、不思議な説得力があります
ときに突き放すようでいて、その根底には一貫した合理性と誠実さが流れているのも印象的
何を握り、何を手放すのか——その見極めを促す本書は、自分自身の輪郭を見直したい人にとって思考の良い触媒になるかもしれない