暴動が起きた城から逃げ出した王女アーシアとその王女に雇われた暗殺者ソリスのお話。
アーシアもソリスも陽気な性格とは言えないので、全体的に静かに話が進みます。
アーシアとソリスの恋は静かな流れのようなもので、読み手の感情までも揺さぶるような激しさはありませんが、私はそこが好きです。
「TL小説」となってはいるけれど、その様子が詳しく描写されているわけではないので、そういうシーンを期待しているのであればおススメしません。
旅の途中や隣国についてからも、それなりに危険な目に遭いますが、淡々と話が進んでいく感じなので、ドキドキハラハラするのが好きな人にも物足りなく感じるかもしれません。