メイン部分とかはそれなりに面白い。日本語や描写についてもうまいほうかな。若干、不要な描写が多い気はするけれど。ただまあ、コミカルなテンポ。そのわりにそう簡単にはいかないよねというストーリーであり。はじめから、わりとファンタジー的なリアリティはギリギリかなと。そこに変なラブコメ要素が入って、個人的にはもういいかなと思った。いわゆるGTO的な、権力とかを個人の力でねじ伏せる痛快ストーリー系なのだが、余計なもんが入り過ぎてという感じ。あと、先生の個人的な価値観を押し付け過ぎ感があり。魔術を一般的にするとかもそうだけど。ってのが巻を進むにつれてひどくなるというか。やってること自体は力でねじ伏せて言うことを聞かせるだから。その辺をもう少し押しつけがましくなくしたらよかったんじゃないかなあと思った。