ネタバレ・感想あり氷の王は人形の姫に愛を囁く【合本版】のレビュー

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身代わり。
ネタバレ
2023年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 238ページ挿し絵なし。女帝が統べる大国の王女のスペアとして育てられたヒロインは、隣国との和平のため身代わりで嫁ぐ事に。完璧に王女の代わりを果たしていたヒロインだったが夫である皇帝との距離がひょんな事から徐々に縮まり…という話。陰謀、復讐、身代わり、侵略、暗殺など様々な要素が絡み合い、状況も二転三転し、最後まで緊張感を持って楽しく読みました。なにより、感情を捨てて身代わりを演じてきた人形のようなヒロインが敵国へ嫁ぎ、周りから優しく接されることで自我が芽生え、死にたくないここにいたいと喘ぐシーンが切なかったです。初恋同士、恋と自覚出来ないながら惹かれ合う2人にキュンとします。ヒーロー…ええわ…。表紙絵!ヒロインの説明文と全然違う!綺麗な金髪じゃない!それにヒーローが男装した令嬢にしか見えません!残念です。挿絵が無くて良かったです。
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