ネタバレ・感想あり狼王子の溺愛花嫁 【完全版】のレビュー

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ツガイ
ネタバレ
2025年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元伯爵令嬢ながら耳なしと虐げられている修道女のヒロインと、狼王の子孫で獣化できるが発情期に悩まされる第二王子ヒーロー。
獣化できる有能な獣人であるヒーローは、発情期に最初に番った相手を愛しく思うという本能のせいで、性格の悪い婚約者に操られることを危惧しながらも国王が決めた性悪令嬢と番うことを受け入れる。一方、耳なしのせいで徹底的に虐げられ続け、諦めることで心を守ってきたヒロインは、無実の罪で責め立てられある令嬢の身代わりとなる事に。発情期を迎えたヒーローのもとに遣わされたヒロインは大きな獣に襲われ逃げられず恐怖の中強制的に交わり、意識を失い目覚めた時には記憶を無くしていた。
ヒーローがヒロインに執着するのはツガイの本能だけのせいなのか?自信の無さからヒーローを受け入れられないヒロインとツガイを愛でたいヒーローの攻防戦がほとんどですが、長引きすぎることもなく、さらっと読めます。
ヒーローSideは始めにあり、性悪婚約者を嫌っている事はよくわかりました。できればヒロインに対する感情もヒーローSideもほしかったです。
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デモデモダッテ
ネタバレ
2025年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 被差別民が突然王子と結婚って言われても受け入れ難いのは分かります。それにしたって王子が誠心誠意、態度で見せて言葉を尽くしてもヒロインの思い込みが激しすぎて全っっっ然届かない。騙したのも良くなかったですねー。しかしヒロインはずーーっとデモデモダッテで聞く耳持たず。耳なしなだけに。
人の話は聞かずに思い込みで勝手に食欲まで無くす始末ですが、この話の通じなさってアタオカ公爵令嬢と同じですよね。だーかーらー、獣の状態じゃないとダメなの!身代わりとかないっつってんじゃんを何年も繰り返し説明、ツガイは別の人になっちゃいましたって言ってるのに、公爵令嬢はそんな訳ない。相思相愛なんだと暴れ出す。ヒロインとはネガティブかポジティブか、静か動かの違い。
ヒロインは同じコンプレックスのあるはずの侍女に説得されて、話の通じないもどかしさに激昂して出ていったのに反省して戻ってきたヒーローにキュンってなってる脳みそお花畑。こういう時、私は開口一番謝って欲しいです。
私がこの話で好きになれなかったのはここまで拗れるような事態なのに第三者の話を聞いてヒロインが態度を和らげたところです。私も若い頃、同じようなことがありました。自分の言うことは本気とは受け取られずにあしらわれ、第三者に嗜められて謝られたんですがこれから同じように何かあっても二人だけでは解決できないと悟り、関係を断ちました。でも今作のカップルは出会いたてホヤホヤなのでこれから信頼関係を築けば2人で解決出来るようになるんでしょうね。
獣の衝動と被差別民というままならない事情が余計に拗らせちゃったよねっていう話でした。
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