このレビューはネタバレを含みます▼
一羽のオカメインコが結ぶ出会いを通して、人と人の想いが受け継がれていく姿を丁寧に描いた心温まる物語
命には限りがあっても、愛情や記憶は誰かの心の中で生き続ける――そんな普遍的なテーマが、押しつけがましさのない筆致で胸に染み込みます
登場人物それぞれが抱える悲しみや迷いが、リボンとの触れ合いをきっかけに少しずつほどけていく過程には、自然と心を動かされる‥
著者ならではのやさしく繊細な言葉が、日常の何気ないひとときをかけがえのないものへと映し出してくれます
読み終えたあとには、大切な存在と過ごした時間を思い返し、今そばにいる命をより愛おしく感じられる
鳥が好きな人はもちろん、優しさに包まれる物語を求める人にも、ぜひ手に取ってほしい一冊です