ありがちな分かりやすい恋愛ストーリーではなく、ハッピーエンドなんだけど、分かりやすく一気にラブラブになっていちゃいちゃ熱々、でなく、遠赤外線でじわじわ、ゆっくり、じんわり、みたいな。
この二人はこういう形の愛なんだなって感じでした。
テンプレ的な当て馬とか、ヒーロー・ヒロインともにやたらモテまくるというありがち展開もなく、それほどアップダウンがないようでいて、だけどちゃんと起承転結があって、ストーリーに引き込まれて、最後まで面白かったです。
ありがちな恋愛ラノベからすると、この二人の恋愛は一見とても地味に見えて、いつもなら溺愛イチャイチャが物足りなくなるんですが、この二人に関してはこれでいい、これ以上も以下も必要ない、これで完成されているって思えて、納得しかなかったです。