ネタバレ・感想あり吉原理恵子 全3冊合本版 【特典付き】のレビュー

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懐かしいのかな…。過去作の合本版
ネタバレ
2023年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 電子ならではのお得な合本版。講談社さんはよく合本版を出してくれてるような。ありがたいです。元の作品を未読なため、どれも初読です。吉原先生の執着ものです。ドロりとした部分。それは所謂JUNE系っていうやつですよね。もちらん、嫌いじゃないのです。文学好きとしては、文字で著される心の奥底、垣間見る愉しみでもあるのです。対の絆。こちらはは不慮の事故で失ってしまったものを希求する狂おしい後悔と渇望でしょうか。リュウを求める姿が哀れですが、気の毒なものはヒトたちでした。蓮川先生のイラストが美しい…!呪縛は中々に辛さMAXというか。物言わぬ加害者の気持ちって難しい。悪意のないと、言えるか?言えないと思うので、沢田の気持ちはよく分かります。そこに執着する藤木は自分の正当性を証明したくて足掻いてるだけなんじゃ…?中西1人がとばっちりですが…。この関係に終わりなさそうで、ちょっと背筋が震えました。どっぷりた執着を味わってください。
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ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 講談社
雑誌: 講談社X文庫