三巻まで読んだけどギブアップ。そこそこ面白かったんだけど。わりと読みにくい。理由は色んな言葉が省略されてて、なにを指しているのかわかりにくかったり。登場人物多くて把握しにくいのに、ポッと出のキャラがなんか言った、やった、みたいな。だれだよ?ってなることが多い。いや、一回くらいしか出てきてないそのキャラの母親の名前を当たり前みたいに説明なく出されましても。だれだよ?って戻って探すけど、ものすごくどうでもいいところに出てきてた、みたいな。
まあ、それでもそこそこ面白かったので読んでたんだけど。
主人公が人を傷つけられないみたいな場面が、わりと切迫した場面であって。例によって細かく説明されてないから違うのかもしれないけど。
わりとそういう作品あるんだけど。こういう、人を殺すってのが法に反しないケースが多くあって、人の命が軽い異世界で。人を傷つけられない、殺せないって、じゃあ、そうなりそうなところにクビつっこむなよと。リアルでだって、強盗とか暴漢に立ち向かうなら自分がケガする覚悟とか人を傷つける覚悟をするでしょう?そこにクビ突っ込んでから、大事な人の安全がかかってる場面での、そういうのは萎える。
平和な国に暮らしてたからとかいう問題じゃなくて。自分の力でなんとかしようって場合は覚悟してやるのはなんも変わらんさ?っていうね。武器持って殺しに来るとか、大事な人を傷つけようとしてるとこで、人を傷つけたくないとか殺してしまうかもしれないとか考えるくらいなら、はじめから自分だけ逃げればいいと思うんだよね。
リアルで暴漢に襲われてるとこに飛び込みました、人を傷つけたくないんですって何しに出てきたの?ってなるでしょ?っていう。その倫理観はだれかの身の危険より優先度高いの?っていう。
自分がその倫理観で死ぬだけなら勝手なんだけどね。自分が大事な人の危機でそれやるのはないわーと思うわけです。わざわざ助けに行っておいてだよ。
なので、個人的には無理。それなりには面白かったので、そういうのがアリなら、まだ読めると思う。