古文に触れる機会が少なくなっていましたが、久しぶりに読もうと思った時、ふと目に入ったのが、この本でした。冒頭の有名な一節以外は、初めて読む部分ばかりで、新鮮な気持ちで読み進めることができました。現代語訳、解説があるので、内容を理解するのが簡単です。一方、原文もあるので、古文の世界に浸るには最適です。旅の記録の中に、喜びや戸惑いなど人間らしい感情が描かれていて、昔の人も現代を生きる私たちと変わらない気持ちで過ごしていたのだと、改めて実感しました。大学生のころに古文を読んでいた時間を思い出し、静かに古文の世界に浸れる、味わい深い一冊になりました。