ウィレミナには父親の不義の子となっているけれど、実は血の繋がりなど微塵も無いことが最初から判っているから安心して溺愛を楽しめる。
不義の弟なんてイジめてやろうとするウィレミナだけど、根が優しいお嬢様だから品の悪いことはできない。結果的には貴族社会に不慣れな弟を立派な貴族として導いていることになっているのが微笑ましい。ドンドン賢く逞しく成長していく義弟に戸惑うウィレミナ。
一方、義弟ナイジェルもイジワルされているとは思っておらず、逆に義姉を慕うように。でも表情に乏しいナイジェルの気持ちは鈍いウィレミナには中々通じない。
微笑ましい両片想いが楽しめました。
コミカライズの絵も綺麗で二人はもちろん、ライバルキャラたちもとても可愛らしく描かれています。