このレビューはネタバレを含みます▼
電子化された過去作のようです。過去作が簡単に読めるようになって嬉しい昨今です。
辛い事があって母の実家の東北へやってきた郁斗。恋愛していただけのはずなのに…。田舎での夏休みで改めて自分の気持ちや状況を見つめ直すことができました。よく見えていなかったのだと。だから、再会した広大のことも覚えてなかったのかも。田舎で心が癒された郁斗は城井と決別できました。支配欲が強い城井のような人はどこにでもいるのですが、こういう人は立ち回りが上手いので避けるのが難しいです。自分がどこまでOKなのかの線引きをきちんとしていないと、つけ込まれてしまうので厄介です。そして、夢の男の子が誰かもわかって。心の成長物語でした。東北弁が懐かしい!親戚がいるので何だか親近感が湧きました。