ネタバレ・感想あり死にかけ悪役令嬢の失踪のレビュー

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穏やかな空気感
2024年12月1日
作者さん買いです。
物語の描写が丁寧で、視点や時系列がはっきりしていてストレスなく安心して読めます。
ハラハラすることは少ないので山あり谷ありとはいきませんが、主人公の葛藤や自身のジレンマを漏らさず描写してくれているので、和解も含めとても好きな内容でした。
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文字通り死にかけ
2024年7月18日
それぞれのキャラ設定に全く無理がなく、明らかな悪役がいないところもとてもよかった。ざまぁされればいいってもんじゃないし、落とし所もすっと納得できるところ。ヒーローの包容力…というか見守り方も距離感の取り方も優しくて、穏やかに読み進められました。中盤までの重傷(むしろ重体?)は読んでる方も痛たた…という感じだったけど、魔法の力も加味しつつ療養期間がそれなりにかかる感じもしっくりきて違和感なし。主人公が海の研究で活躍する続きが読みたい気もするし、収まりがいいのでこれで完結でもいいかなあって気も。
気付きと再生、あるいは寓意
ネタバレ
2024年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 問題はそれが「問題である」と気づかなければ問題とはならず、それが「問題だ」ということに気づくことにより、ようやく問題となる。だから「解決」のためには問題であるという「認識」が必要となります。例えば近年問題視されるようになったヤングケアラーは以前は家庭内のお手伝いをする「良い子」と認識されてきました。それがその子の時間だけでなく将来まで奪う可能性があるにもかかわらず、です。そうした搾取の可能性に気づいてようやく「問題だ」と認識されるわけです。しかしそこに悪意はなく、善意と感謝があるのみです。また親を手伝うのは当然といった道徳観や躾の一環という考えがあるかもしれません。だから、当事者が一番気づきにくい。シレーナもまさに家族を支え、助けることで自分の居場所を確保しようとし、疲弊し、本当にやりたい事には目を瞑り、そして未来を奪われてしまう。しかしそうなってさえ、彼女は自分の問題に気づけない「良い子」なのです。もし、婚約者であり続ければ、彼女の未来はより閉ざされていたかもしれません。 物語の大半を占める療養生活では、この「気づき」の過程が丁寧に描かれています。暗い海の底は静謐で、深い精神性とシレーナの愛着により癒しと自由の空間であることが示されており、地上の喧騒、現実との対比がより明瞭になります。そこで先生と海の生き物たちに温かく見守られながらシレーナは肉体の再生だけでなく、自分自身を取り戻し、未来へと再生していきます。その過程はアレゴリーでもあるようで読む人自らへの問いかけや気づきのきっかけともなります。「それは私がやるべき事なのか」「本当にやりたい事とは、自分の幸せとは何か」を読者も考えることになります。これは子どもはもちろん大人にも大切なテーマといえます。また、細かな描写はありませんが、シレーナを失った人々の苦労は想像に難くなく、そこがいわゆるざまあになるかもしれません。強いて言えば家族よりも、自分を大切に、自分の幸福と未来について考え、向き合うことが復讐となるように思いました。色々と考えさせてくれる良書でした。コミカライズも往年のホラー漫画のような繊細で大変美しい作画となっており、見ごたえがあります。そちらもオススメです。
穏やかなラスト
ネタバレ
2024年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ざまぁは大好物ですが、こんな穏やかなラストも良いのでは、と思えました。
ちゃんと主人公が耐えてきた状況や気持ちを伝えられたし、家族も理解したようだし。
イラストも綺麗です。小説のイメージ通りのイケメンヒーローと美少女ですね。
人嫌いな堅物だけど筋の通ったヒーロー
ネタバレ
2023年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、題名から連想するよりも重めな感じで主人公は死にかけましたね。物語の半分位はベッド上の人だったような…ツライ。ヒロインが自由に動けない中、幻想的な海中の描写がいい味を出していて、ヒーローとの静かな心の交流が素敵でした。
主要キャラの主人公もヒーローもとにかく真面目で優秀、そしてタイプは違うけど生き方が不器用。でもヒーローの方が自分のままならない性格を客観視して受け入れてる感じで大人です。一見すると分かりにくい、主人公の人生を蝕む、悪意はないが厄介な家族の存在にもいち早く気づいていたし。いくら悪意なくてもあの家族はナイわ…。主人公の心の成長と幸せのためにブレずに彼女の心身を支え続けたヒーローがとてもカッコよかったです。
ただ、乙女ゲームと悪役令嬢設定は出来ればない方がよかった。妹のヒロイン補正や、悪役令嬢エンドにならないようにするために逆に陥ってしまった、主人公と家族との共依存状態には必要だったのかもしれませんが…。せっかくの幻想的な世界観がお手軽なゲーム設定で途端にチープになってしまう感じがして、そこだけ少し残念でした。でも全体的にはとても好きな作品です。
先生の関係者以外最悪な登場人物😓
ネタバレ
2023年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ この小説のコミカライズ版がスタートして、何話か読んだらめちゃくちゃ先が気になってしまって💦まずは原作をためし読みしてみました。・・・先生?え?この後の先生が気になる。あと、母親おかしくない⁉ドジとかうっかりじゃないよね⁉故意で差別して、苛めてるし、殺そうとしてるよね💦このままコミカライズ版だけを読むか・・原作を読んでからコミカライズ版を読むか悩む。・・・で、先が気になりすぎて結局小説に手がでた。読み終わって・・うーん😩主人公がイイコちゃん過ぎて😓皆に対してホントに言いたいことはあれだけなの⁉もう良いの?ホントに?って。ってか、家族本気で全員何も考えてなかったんだ😓本気で悪気なかったんだ・・父も存在感薄かったけど・・そりゃそうだ😓やっぱり主人公以外のこの一家おかしいわ。乙ゲーでヒロインや家族に冷ややかな対応するわ。最悪だなぁこりゃ😓救いはとりあえず先生と一緒に海の仕事が出来るようになれたことかしら😓
やはり続編読みたい
ネタバレ
2024年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 設定が面白い。
2人のこれからも気になるし、魔法好きとしては、潜水魔法をどうやってモノにするのか、続編に期待。
海の研究も、研究した先の発見やら世界への影響やら、考えるとワクワクします。
掘り下げちゃってください、マジで。
散りばめられた要素がリッチなので、このまま終わるのは、本当に勿体ないと思います。
あと、過失とはいえ、義母は罪に問われないの?
王侯貴族、役職、その他の世界観に関して、作り込みが少し足りないように感じたので、星マイナス1です。
アンジュを将来の王妃と軽い感じで書いてありますが、まずは王太子妃という言葉を強調すべきだったかな〜
国の規模なども全然わからないので、その辺を資料化しておくと、長期に渡って書ける要素があると思います。
キャラに魅力もあって、シレーナ達の未来を覗きたいので、続編求む、です!
先が気になって
2024年6月23日
我慢できず、コミック分冊15巻から飛んできた。そこから読んだので、家族への不快さは酷くはなくて、絵も想像で補完できるから、ラストもほのぼので良かったです。
これはこれで
ネタバレ
2024年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ざまぁ無しというストーリーは、綺麗事とかいい子過ぎとかよりも、より現実世界に近いのかもしれませんね?!ざまぁなしで罪を問われず、反省もせずにのうのうと生きてる人は現実にはいるものです。このヒロインはこれでいいのかもしれません。復讐しないと気が済まない、スッキリしないというのも過ぎれば悪癖になりますから、これはこれでありなのかもしれませんね。悪意のない罪(無自覚な罪)は、来世で償うのかもです?!
スッキリはしない
2024年1月28日
色んな方々が書いていますがスッキリはしません。悪気がないだけに質の悪い家族に翻弄去れるヒロインです。あれだけのことをされて許せるなんて…とは思いますが守くれるヒーローがいて本当によかった
ざまぁなしかぁ
ネタバレ
2024年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ というのが感想。
というか、悪意のない悪事(?)に対して
受け入れてしまう、ヒロインが主人公なので最後まで読んでも、ある意味スッキリはしません。
が、家族と離れる決断をしたヒロインはある程度呪縛から解き放たれてよかったと思います。
毒親というほどひどくはなく、真綿で首を絞められてる感じ。
客観的に見れば押し付け、いじめなんですけど。
まず元婚約者が王家出身にも関わらず、あまりにも無責任でお粗末だったので、寛容を通り越してバカです。1番ムカつく。
ヒーローがどこまでも徹してヒロインを守るので安心感はあります。
もっと怒っていいよ。王子殴ってもいい。
継母の所業は過失であっても死ななかったからいいというレベルではないので一生会わなくていいと思います。
最大級のトラウマですよね。生きながら魔物に…。
そこがスッキリしなかったところです。
一生継母は許さなくていいと思います。
設定倒れ
2023年9月6日
世界が海の上に浮かんだ島々で構成されているという独自設定は面白いのだけど、うんだから何?って活かしきれてない印象。

公爵家にほとんど使用人がおらず、夫人たちが徒歩で買い物したりしていているわりに、着てるドレス動きにくそう。
全体としては好きな作品だけど
ネタバレ
2024年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 心理描写が細やかで、全体的には興味深く読み進めていきました。
ただ、事件が起こった後での最後の家族との話し合いが、ただただ上っ面の綺麗事を並べているだけに感じてしまって、ここだけは読んでいて不快感を持ってしまいました。
この先、関わり合いを持たないことで、主人公に不都合な出来事が起こらないのであれば、ざまぁなんて、他にやりたい事がある人にとっては時間の無駄でもあるので、あっても無くてもいいように思います。でも、散々な目に遭わされた相手に、いつかまた家族に戻りたいという口約束なんて必要ですか?それは本当に許せた時に言う言葉であって、いつ許せる時が来るかわからない状況で口にするなんて、主人公はどこまでもいい子ちゃんでいたいんだなとため息が出てしまいます。
また母や妹たちをはじめとした先生意外の登場人物たちは、悪意がないと言われても、やっていることを見ると、自分の中にある悪意に気付けるだけの思いやりも知性も持ち合わせていない無能にしか見えず、そういう無能の人たちが国の中心に集まっているなんて、そのうち国が滅びるのではないかと心配になってしまいます。
それ意外のところは好きな作品だった、真ん中を取って星三つにします。
合わず残念
2025年1月1日
作者さんの他作品が大好きでこちらを購入しましたが、残念ながらどうにも合わず、離脱です。そういえば以前コミック無料1巻読んで合わないと思ったことを思い出しました。
いいね
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ちょっとはざまぁしてくれよ…
ネタバレ
2024年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 義母、妹、元婚約者はくそ!
いい人ぶって気持ち悪い
妹と王子は何が、いい国を作る事が償いだ?
義母に至っては生きててくれて良かった、ってやかましいわ
悪意が無いからってヒロインが受けて来た様々な事があの話し合いで前向きに歩かれてもなぁ…
やはり、小説の読み手は受けた傷に対して何かのザマァがないとスッキリしない
現実ではあるかもだけど小説こそ夢を与えて欲しいものだ
気持ち悪い
2024年1月13日
結局奴隷根性は抜けないのだな、と思った。
ハッピーエンドなのだろうけど、事故とはいえ人1人殺しかけたのにごめんなさいで済ますとかあり得ない。
妹と元婚約者も何のペナルティもなしとか甘いにも程がある。
登場人物全員が最後の最後まで主人公を奴隷のように扱い、表面的にごめんなさいで済ます、挙句主人公もそれを許してるし。
関係を修復するにしてもケジメは必要だよね。
不完全燃焼でモヤモヤが残り大変気持ち悪い読後感。
面白くなかった
ネタバレ
2024年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドジっ子で毎日皿を割りまくる無能で傍迷惑な継母と、同じように知性の欠片もない継母の連れ子の甘ったれた義妹、そんな二人を止めもせずヒロインに色々押し付ける役立たずの父親。貴族なのにメイドがいないのも謎だし、毎日継母が割った皿をヒロインが文句も言わず片づけ、面倒な雑事を引き受け、婚約者の王子を義妹に奪われてもあっさり身を引き、父親にもいいようにこき使われ蔑ろにされてるのに家族と上手くいってると信じてるヒロイン。なんでこんなに奴隷根性極まってるんだろう。あげくの果てに義妹と王子が婚姻相手を変える言い訳が思いつかず、病気療養の名目でヒロインが別荘に追いやられるとか家族がクズすぎて意味がわからない。継母は故意か事故か知らないけどヒロインを一方通行で戻ってこれない絶対に死ぬであろう魔物の島に転移させるし、瀕死の状態で助けられたのに「早く無事を知らせて家族を安心させたい」とか言い出した時は恐怖を感じた。このヒロイン頭大丈夫か?殺人未遂だし、うっかりで操作間違っちゃったごめんね!で済まされる話じゃない。特大のざまぁが必要だけどこのヒロインじゃ何もしないで終わりそうなので、魔法の先生の手腕に期待したいです。
絵は悪くないけど動きがないからなんだか紙芝居みたいだった。
ないわー
ネタバレ
2022年9月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何か内容が薄い。登場人物全員が魅力ゼロ。
その設定っている?と感じる事が多々あるし、何よりも前世のダイビングのイントラとかは作者さんの知識不足が露見されててこれっぽっちも内容入ってこなかった。返金したい。。。
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