ネタバレ・感想あり篠原美季自選集 全2冊合本版【特典SS付き】のレビュー

癒されました。
欧州シリーズの途中でリアルタイムに追えなくなって、どこまで買ったか分からなくなり離れていたのが、電子書籍にあったのをみて思わずまとめ買い。
ほんのり不思議な短編集で、さっと読める量は隙間時間に読むのにオススメです。

1巻 「ユウリとシモンのゆく年くる年」→大晦日、日本で過ごす二人。そこで喋る白うさぎとぶつかるユウリ。隆聖の助けを借りて無事解決。
「福良雀の怪」→14巻「赤の雫石」にも収録。掛け軸から抜け出た雀。ユウリは無事発見できるのか。後ろから迫るものとは？
「瑞鳥の園」→シモンの双子の妹たちの社交界デビューを控え、呉服屋に行く二人。そこで神隠しに巻き込まれ……。
「悪魔は、働かずして大儲けをする」→アシュレイが拾った謎の小槌。アシュレイは本当に悪魔かも？
2巻 「IN」→セント・ラファエロ時代の話。ユウリはとある本に吸い込まれてしまい……。学校の本なのに勝手に持っていくアシュレイ。
「フォルトゥナの車輪」→ヴィクトリア寮に現れたネズミ？突然幸運に恵まれた生徒が気になるユウリ。車輪は幸福をもたらすのか、それとも？
「死神の時計」→突然出現したアシュレイに寮は大混乱ながら、お得意の人心掌握術で皆を動かすことに成功。しかし珍しくアシュレイ完敗？
「サンタの贈り物」→セイヤーズ視点。宙に浮くジャック・オ・ランタンを見て以来、恐怖に悩むセイヤーズ。そこでオスカーとリッキーが彼のために画策！
電子限定SS「実は密かに迷惑だった小さな脱走者」あり。ネズミ騒動改め小さなおじいさん、またはゴブリン騒動？幽霊関係が苦手なセイヤーズ視点。影でオスカー活躍！これから購入される場合はこちらの方がお得かも。イラストなし。