大まかな設定やあらすじは、冤罪で処刑→逆行→奮闘するも処刑→逆行、をループしていたヒロインが今回は今までと違う特典が付いていて、最後は悪女にざまぁ展開が訪れるという、よくあるストーリーです。が、印象は完全にコメディーです。他作品にある優雅な公爵令嬢や、完全無欠のイケメンヒーローを求める方にはおすすめしません。挿絵もコメディー路線に適した可愛らしいタッチなので美麗な挿絵ではありません。コメディーだと割り切れば楽しめました。が、少し気になったのは、感情の昂りを表現するためか、『やーめーてー!』のところを『やあああああああああああめえええええええええてぇええええええ!!』みたいに同じ文字を乱用しすぎて読みにくい。程々なら良いけど1行全部同じ文字って度を超えてるんじゃ?……なんてところもコメディーだから、で済ませるべきかもしれませんが……。